【Song】凛として時雨 / 鮮やかな殺人【レビュー】
公式じゃないし、mixが新しい奴だけど許して。
凛として時雨
キンキンうるさいハイトーンと、基地外ギターのTKと、
ヒステリックなベース345(みよこ、と読む)、
そして面白おじさん、ピエール中野のスリーピースバンド。あ、ピエールはドラムを叩いています。でもVoもやるみたい。参考映像↓↓
嵐のシャツを脱げよ。
鮮やかな殺人
2005年発売のアルバム「#4」に収録された一曲。ちなみに1曲目。頭のおかしさがわかりやすい曲順である。
アルバム流していきなり「鮮やかなクラクション君が~」って流れてきたら反射的に一時停止ボタン押しかねない。
とはいえ、少々乱暴ではあるが、この曲が凛として時雨のあいさつ的な一曲であることには間違いない。
TKと345の掛け合い、意表を突く曲展開、斬新な歌詞(意味はよくわからない)、特徴的なギターリフ、太いベースに、手数の多いドラム。
凛として時雨の持つ要素をすべて持ち合わせている。
あと、初期の何とも言えないアングラ感。何とも言えないダサさである。冷静に聴くとダサい。初めて聴くときは意味わかんなくて、二回目はちょっとカッコよく感じて、三回目はダサい。でもそれが良いのだ。
今も大衆音楽になったとは全く思わないが、最近の楽曲は技術の向上故か、曲がスケールアップした感じがする。200人くらいのキャパのライブハウスから、アリーナとは言わんまでもZEPPくらいのスケールになった。
しかしながら、音楽性は変わっていないし、スキルアップは単純に嬉しいことではある。が、何とも言い難いしょぼい曲(このころから十分な技術だけど)がもう生まれないのか……と思うと少しさみしくもある。
やっぱりロックってダサかっこいいのが一番かっこいいよね?