【超個人的】2017年ベストミュージックビデオ5曲【邦楽】
2018年も始まって2週間余り。こういった記事は通常年の瀬に書くものなんだけど、遅筆な奴は今頃に投稿しがち。
まあ、悔いても仕方がないので2017年を少し振り返ります。
僕の2017年音楽事情は、ONE OK ROCKのアルバムで始まり、amazarashiのアルバムで終わりました。道中いろいろあった気もしなくもないですけど、ハムスターくらいの脳なもので、チェスターが亡くなったくらいしか覚えていません。
で、個人的に2017年に公開されて、かっこよかったMVを5個選びました。MVなので、曲の良さも勿論ですが、映像としてもかっこいいものを選びました。
では。
個人的2017年ベストMV
Fear, and Loathing in Las Vegas / LLLD
曲自体は以前レビューした通りラスベガス流ヒップホップで最高なんだけど、問題は映像。
冒頭、メインボーカル二人が歩いてくる映像。今日日カメラに向かって歩きながら歌うMVがあっただろうか。糞ダサいMVが逆に良い。
急にメンバーが横から出てきたりするのかと思ったが杞憂に終わった。
凛として時雨 / DIE meets HARD
下北沢ダイハードというドラマとのタイアップシングル。書下ろし。
スタイリッシュであることと、その反対のダサいことは隣り合わせていると思う。このMVがどちらなのかは、受け取る人間によって変わってくることだろう。普通の感性の人間はダサいと受け取ります。
しかし、いくらスタイリッシュでもかっこよくない物はあるし、その逆もまた然り。
凛として時雨の音楽は、スタイリッシュで、冷たく、かっこよかった。この曲も同様だ。
落としたテンポは重厚でグルーヴィで、狂気的にかき鳴らされるギター。TKと345の歌。遊びのある歌詞(遊び過ぎ)。
いつだって時雨は、凛として時雨である。
coldrain / ENVY
ラウドロック界を牽引しているcoldrain。この曲は数多のラウド系バンドを絶望に叩き落とした一曲だと思う。
正直MVはなにも書くことがないくらい平凡な映像なんだけれど、曲が良すぎたし、Vo.Masatoがイケメンなので良しとする。
で、曲の何が良かったか。
日本人にしか作れないメロ、圧倒的なボーカルワーク、重厚な楽器隊、構成、コーラスワークまで、1つの隙も存在しない完璧な一曲だろう。音の一つ一つのクオリティが高く、間違いなくcoldrain史上最高の出来だと感じる。
正直、ここ何年かcoldrainをまともに聴いていなかったんだけど、そんな僕を一気に惹きつける魅力があった。
デビューした当初から成長し続けるバンドの集大成ともいえる曲。
とはいえ、MVとしては、同時期に公開された R.I.P.という曲に劣る。そこだけ残念。
岡崎体育 / 感情のピクセル
いや、入れるか迷ったんですけど、これを入れないのもなんだかなと思いまして……。なんやかんや一番印象に残ってます。
たぶん、お茶の間の人たちにも「面白い人」という風に認識されているだろう岡崎体育の渾身のMV。
僕が一番好きなのはやはりトランシーバーのところ。曲については相変わらず結構ちゃんとしてて腹が立つ。
SWANKY DANKは増えた再生数に感謝しつつ、再生数と同じ分の岡崎体育の毛髪をむしり取るくらいなら許されることでしょう。
僕はもうSWANKY DANKを見てもうんぱっぱの人達だとしか感じません。南無。
amazarashi / 命にふさわしい
皆さんお待ちかねのamazarashiである。
2017年のベストミュージックビデオと題したが、人生のベストと言っても過言ではない。
このMVの凄さは緊迫感、緊張感だと思う。
美しい人形が様々な方法で、無残にも破壊されていく様は、目を背けたくなるほどグロテスクでありながらも、芸術的だ。
儚く美しいピアノは、彼女たちの悲しい叫びにも聴こえ、歌声は魂が震える程、激情的。
僕には無機物であるはずの彼女たちに、心があるように思えてしかたがない。
それは、繰り返し歌う「心さえなかったなら」という言葉が、壊されていく彼女たちの怒りや悲しみを代弁しているように感じるからなのだろうか。
正直先にあげた4曲と熱量が違い過ぎて、書きたいことが山ほどあるのでここで終わります。
空に歌えばもよかったね!!!!!
まとめ
ということで厳選した5曲いかがでしょう。
本当はハッピーウエディング前ソングや、ワンオクとかゲスとかも入れようか悩んだんですけど、「まあいいか」という結論にたどり着きました。
おまけ
2017ベストジャケット
エロス。じゃあの。